北京第二外国語大学の概略

北京第二外国語大学の概略

北京第二外国語大学が、周恩来総理の暖かい関心をいただき、1964年に開設された。外国語学•文学を主な学科とし、観光管理学を特色ある学科とし、文学、管理学、経済学、法律学、哲学など多種の学科をも開設されている知名大学である。教育目的は、国家のため、経済や社会などの発展が求める外事、観光、経済貿易などの分野の国際的な実用型人材を育てることである。

現在、本学では英語、日本語、ロシア語、ドイツ語、フランス•イタリア語、スペイン•ポルトガル語、アラビア語と朝鮮語など8学部、及び観光管理、国際経済貿易、国際伝播、法律政治、翻訳、継続教育、国際文化交流と国際教育など8学院がある。そのほか、英語教学部(外国言語学及び応用言語学研究所)、体育教学部、観光発展研究院、比較文学及び異文化研究所、公示語(看板、メニューなど)翻訳研究センター、文芸学研究センター、観光法律及び産業規制研究センター、会議展示研究センター、中オーストラリア観光研究センター、観光影響研究センター、中国ホテル産業研究センターと国際サービス貿易及び国際文化貿易研究センターなどの教学研究機構も併設されている。

本学には、外国語学•文学一級学科院生授権学科もあり、英語、日本語、ロシア語、ドイツ語、フランス語、アラビア語、観光管理、外国語学及び応用言語学、企業管理、国際貿易、美学、比較文学及び世界文学とアジア•アフリカ言語学•文学(朝鮮語)など13学部は修士学生を受け入れている。それに、英語、日本語、ロシア語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、アラビア語、朝鮮語、翻訳、観光管理(第二学位も含み)、市場営業販売、財務管理、会議展示経済及び管理、国際経済貿易(第二学位も含み)、金融学、中国語言語学•文学、新聞学、対外中国語、国際政治、法律学と中国語(留学向け)など23学科は学士学生を受け入れている。本学は海外から留学生をも受け入れ、修士学生、学士学生、言語研修生三つの種類を含んでいる。他に、本学では英語学科の高等職業教育、成人教育本科及び専科教育と国際協力教学プロジェクトなども開設されている。各種類の在学学生数は約1万人あまりに達している。

本学には、年齢、学歴、専門、職称(注:中国では各業界において職業能力に基づき、クラス分けし資格を与える)などの方面で構造合理な教員団体がある。教員と専業技術職員が800名あまりである。200名あまりの教員は高級職称(注:中国の教育業界で言えば、副教授以上のクラスに当たる)を保有し、多数の教員は海外で研修または学位ための学習をした経験がある。他に、120名あまりの兼任教授と60名あまりの外国人専門家がいる。

言語実験室、同時通訳実験室、デジタル言語実験室、新聞学実験室、金融模擬交渉実験室、観光計画及び画策実験室、模擬法廷、ネットワーク•ルーム、学校ネットワーク、テレビ台と地面衛星接収システムなど、規格と性能の別々な現代化の教学施設がいろいろある。図書館には、さまざまな書籍があり、大型雑誌閲覧室、専門閲覧室、電子閲覧室とコンピューター•ネットワーク•ルームなども開設されている。本学が、基礎施設の建設に力を注ぎ続けて、生徒のために多種な体育場•館をすべて揃い、よい環境を作り出している。

本学は、アメリカを始め、次々とイギリス、日本、韓国、オーストラリア、フランス、カナダ、ドイツ、ロシア、スペイン、スイス、エジプト、シリアと香港などの国家または地域での88ヵ所の高等学校•学院または教育機構と、長期なよい協力関係を結んでいる。双方は、学術交流、互いの学者派遣及び学生留学派遣、協力養成などを進めている。毎年、本学はたくさんの在学学生を留学させ、同時に海外からの多くの外国人留学生を受け入れている。

学生の徳、智、体、美など各方面での発展を促進させるため、本学は「明徳、勤学、求是、競先」(注:いわゆる「徳を清め、学を研き、事実を求め、先端を競う」)という教育理念を貫き、学生の総合的な素質と職業道徳を育成することを大切にし、教学と実習との、及び知識伝授と能力育成との接合を堅持している。

北京第二外国語大学は北京市朝陽区に位置しており、北京市の中央商務区(CBD)と隣接している。地理位置も優れているし、交通も便利だし、キャンパス環境も優雅である。